人気ブログランキング | 話題のタグを見る

THE HOLY BIBLE

PRIMAL "REISSUE" SCREAM part.2

PRIMAL \"REISSUE\" SCREAM part.2_c0011327_22241940.jpg
PRIMAL SCREAMといえば、アルバムごとに作風が変わるということで、さすがに前作のストーンズ路線を踏襲されてたら、今は無かったであろうと思える基点となったのがこの「Vanishing Point」かなと思います。
今度はダブに大きく振ったサウンドが、とてつもなくマッチした傑作だと思っています。
リマスタリング効果もわかるというのと、この一連の5作の中で、ポイントがもうひとつ、今じゃあまり手に入らない(確かUKじゃ発売禁止になったと記憶していますが)シングル「The Big Man and the Scream Team Meet the Barmy Army Uptown 」がボーナスディスクに3曲とも収録。
アルバム発売前にEURO96があって、その応援歌的に出したものの、アーヴィン・ウェルシュと、エイドリアン・シャーウッドと組んだ内容があまりにも過激。
この時点でこの次作の予感ができたのも期待のあおりになりましたが、なぜかアルバムには未収録となったのでした。
私はもちろんながら持っているので、これで驚くことはさすがにないのですが、なぜ今までベストも含めどこにも入らないんでしょうね〜
そしてここから空中分解したTHE STONE ROSESのマニが参加したのも、バンドに新たにパワーをもたらしたポイントになっています。
このリリース年はFUJI ROCKでもREADINGでも観ましたが、ライブでもかなり盛り上がりました。



PRIMAL \"REISSUE\" SCREAM part.2_c0011327_22243496.jpg
前作はマニの参加はアルバムレコーディングでは2曲だったのが、いよいよバンドの好調さも後押しされて、マニのベースもやりたい放題になり、サウンドも攻撃性全開となったことで、もっとも危険な勢いを見せた「Xtrmntr」は、さすがに2000年に入ってのリリースのせいか、リマスタリング効果がそこまで感じませんが、もうここまできたら全部聴きましょうということで。
これがクリエイションレーベルでは最後のリリースになったのもポイントですが、とにかくこの時期はライブが凄まじかった印象です。

この年はREADING前のウオームアップギグとなっていたロンドンでのシークレットに2日連続いきまして、READINGは金曜OASIS前のメインということで、3日連続めいっぱい堪能したのを覚えています。
思えばあのときのREADINGのトリはOASISのほか、PULPとラストにトム・ジョーンズの出たSTEREOPHONICSでしたね。
話をPRIMAL SCREAMに戻し、とにかくこの時期のライブはかなりヤバかった。
本当に暴走気味なのが凄まじいテンションとして感じられ、この次は無いんじゃないかと思ったくらいです。
そのときもらったボビーのところにあったセットリストがあるので転載しますと・・・

Swastika Eyes
Shoot Speed Kill Light
Pills
Burning Wheel
Insect Royalty
Kill All Hippies
Xtrmntr
Blood Money
Rocks
Kowalski
Accelerator

-encore-
Higher Than The Sun
Loaded
Sick City(DAVID HOLMESのアルバム収録から後に「City」改作される曲)
Move On Up

となっています。
あぁ思い出すだけで素晴らしい。

でもこのアルバムはUKで刺激的すぎたか微妙に売れなかったと記憶していますが・・・
このボーナスディスクに入っているうち、最後の曲は「Burning Wheel」のシングルに入ってたものなので、なぜにここに入るのか不思議ですが・・・まぁいいか。
で、このアルバムは発売当時、日本盤には聞き取りによる歌詞がメチャクチャでひどかったのですが、その間違いまで復刻というあたりがなんだか笑えます。
「Accelerator」のサビなんて、どう聴いたらああなるんだろ。
このアルバムに関しては、再発にちなんでどうというより、あまりにパワフルだったライブを思い起こす熱い時期の思い出とともにということで。
by yo4san | 2009-01-26 23:08 | Comments(0)
<< PRIMAL SCREAM @... PRIMAL "RE... >>